1921年創業の老舗の酒蔵。肱川の豊富な地下水を使用して手造りされる「風の里」は、愛媛県産しずく媛と松山三井を主原料とし、常温では芳醇な味わいを、冷やすとまろやかな麹の香りを楽しむことができる。市場にはほとんど出回ることのない稀少な清酒である。「純米吟醸 風の里」は、冬の朝に風が肱川を吹き抜けるような、のどごしの良いまろやかな味わい。口に含めば、豊かな吟醸香が華やぐ。
酒造りは全て手作業。まさに体力勝負だ。毎日300kg以上の蒸した米をスコップで掘り返すところから始まる。それ故、少量しか生産できない希少な清酒。目で見て肌で感じて調整するからこそ、米本来の味わいが生きる酒ができる。「純米にごり 風の里」は、発酵途中の状態で仕上げ、濃厚な味わいが特徴。純米酒ならではのコクと、すっきりとした後味のよさが楽しめる一杯。
2018年の西日本豪雨により甚大な被害を受け、床上3mの高さまで水が押し寄せるなど、一時は生産中止を余儀なくされた。酒造組合や多くの方々の支えがあり、現在も同じ場所・同じ工法で酒造りを続けることができている。蔵の奥には、浸水時刻を指したままの時計が掛かっている。
申込/要予約
料金/無料(試飲は別途有料)
人数/1名~
時期/原則4月~11月頃
※団体見学の場合は事前にお問い合わせください。外国語対応はしておりません。
※所要時間30分程度。試飲は希望者のみ、別途有料となります。
見学はスタッフがご案内しますので、お酒のことなどお気軽にご質問ください。