愛媛県の西南部に位置する大洲市は、山間部から瀬戸内海沿岸まで、水路を利用して清流肱川の流域に城下町や川沿いの集落が栄えました。今なお大洲城を中心に、江戸時代から残る歴史的な町並みが残されています。しかし、城下町に残る町家や古民家の維持・管理が所有者の高齢化等に伴って難しくなり、一斉に取り壊される危機に直面したため、近年町並みを残していくための新しい取り組みが始まりました。
官民連携で推進されている大洲の持続可能な観光まちづくりは、城下町に点在する町家・古民家を改修・保全するだけではなく、日本最大級の分散型ホテルや店舗として、町の滞在価値を向上させる利活用にも取り組んでいます。
日頃から取り組んでいる観光産業による町並みの保全や活用が、地域の優れた取組事例として評価され、愛媛県で初となる国際認証「世界の持続可能な観光地 2022年 TOP100選」に選出されました。さらに、「Culture & Tradition(文化・伝統保存部門)」において世界1位を獲得。これからも地域資源を守りながら、持続可能な観光まちづくりを目指していきます。
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