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大洲藩、六万石の城下町。殿様への献上品として培われた、職人による妙味。
山から海へ、悠々と流れる肱川によりもたらされた、海・山・川の幸。
流れに寄り添い生きる先人の知恵がもたらした、風土の食をいただく。
山から海へ、悠々と流れる肱川によりもたらされた、海・山・川の幸。
流れに寄り添い生きる先人の知恵がもたらした、風土の食をいただく。
伝統和菓子
大洲藩の歴代の殿様が、こよなく愛したという秘蔵菓子。
泰平の城下町で生まれたそれらは四百年、絶えることなく受け継がれ
今もその形をとどめている。往時に想いを馳せて、凛とした之を手に。
泰平の城下町で生まれたそれらは四百年、絶えることなく受け継がれ
今もその形をとどめている。往時に想いを馳せて、凛とした之を手に。
- 大洲藩江戸屋敷内の秘蔵菓子「志ぐれ」
- 大洲藩江戸屋敷で生まれた、大洲を代表する銘菓。飾り気のないそれは、実直に手業を極めた職人の粋。小豆と米粉を肱川の水源が引き立てる、素朴さがなんとも愛おしい。
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- 寛永元年より受け継ぐ、お殿様だけの本わらび餅「月窓餅」
- 大洲藩公の御用菓子であった月窓餅は、第二代藩主加藤泰興公の大好物であったという。こし餡を本わらび餅で包み、青大豆きな粉をまぶした繊細な仕事は、一子相伝のなせる業。
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- 大洲産和栗餡の奥深き栗きんとん「栗華の宴」
- 良質な栗の育つ条件が揃う、大洲市の中山間地域。県内一の生産量を誇る秋の味覚を生かさない手はない。明治創業の菓子舗による和栗の風味豊かなひと品は、宴の名に相応しい個性を光らせる。
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いもたき・さつま・醤油
肱川の中流域に形成された大洲盆地。
そこで生まれた豊かな実りは、先人の知恵により風土の食へ。
郷土の美味を紐解けば、またひとつ、大洲の営みの景を垣間見ることができる。
そこで生まれた豊かな実りは、先人の知恵により風土の食へ。
郷土の美味を紐解けば、またひとつ、大洲の営みの景を垣間見ることができる。
- いもたき
- いもたきは、地域の人々が親睦を図る藩政時代からの風習。肥沃な肱川流域の土で育った里芋を、鮎からとった出汁で焚く。その大鍋を肱川のほとりで囲む宴は、現代も続いている。
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- さつま
- 肱川上流に位置する、山深い河辺地域に伝わる郷土食。清流で育ったあまごの身を香ばしく焼き上げ、南予地方ならではの麦味噌をあわせて、さらさらと。ぶっかけ飯と呼ぶには勿体無い滋味深さ。
詳しく見る（大洲市ホームページ）
- お醤油
- 大洲にある老舗の醤油蔵「梶田商店」。百年以上受け継がれる杉桶で、今なお一年半以上という長期醸造を行う。蔵に住む生きた酵母との関わり合いの中で、舌でしか確かめられない味を、代々受け継いでいる。
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あまご・鮎
標高460mより始まる、100kmもの旅路。
その長い長い流れに育まれた、初夏の味覚と謳われる鮎や、上流域に棲息するあまご。
肱川流域に生きる人々の暮らしに豊かさをもたらした、川の恵み。
その長い長い流れに育まれた、初夏の味覚と謳われる鮎や、上流域に棲息するあまご。
肱川流域に生きる人々の暮らしに豊かさをもたらした、川の恵み。
ふぐ・はも
豊かな流れは、やがて母なる海へとそそぐ。
城下町を発ち、下流へ足を伸ばせば、そこは伊予灘沿岸の港町・長浜。知る人ぞ知る、優れた沿岸漁業地だ。
ここでは、海の恵みさえ、肱川からの贈り物。天然物との巡り合いは、思いがけなくおとずれる。
城下町を発ち、下流へ足を伸ばせば、そこは伊予灘沿岸の港町・長浜。知る人ぞ知る、優れた沿岸漁業地だ。
ここでは、海の恵みさえ、肱川からの贈り物。天然物との巡り合いは、思いがけなくおとずれる。
地酒
肱川の上流に佇む、一軒の小さな酒蔵。
大正10年創業、大洲で唯一の酒蔵だ。
今もすべての作業が蔵人の手によってなされている。
蔵人が手塩にかけて育てたその清酒は、まるで肱川を吹き抜ける風のように、清くてふくよかだ。
大正10年創業、大洲で唯一の酒蔵だ。
今もすべての作業が蔵人の手によってなされている。
蔵人が手塩にかけて育てたその清酒は、まるで肱川を吹き抜ける風のように、清くてふくよかだ。
肱川を再び流れる
和醸良酒の風
養老酒造
和醸良酒の風
養老酒造
日本酒の世界に伝わる「和醸良酒」。造り手の和が良酒を醸し、良酒が人の和を醸す。そのことばを信条とした小さな酒蔵の、人の手による酒造り。市場にはほとんど出回らない希少なその一献を、城下町で味わう。